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区議会委員会のネット中継が実現へ

6月21日の議会運営委員会(その名の通り、議会の運営方法を議論する委員会です)で、委員会のネット中継の実現を求める区民からの請願が全会一致で採択されました。これまで動画の配信は本会議場での一般質問など一部に限られていました。今後、区議会はネット中継の実現に向けて議論を進めていくことになります。区民からの請願には紹介議員が必要ですが、私も紹介議員となりました。

現在は議会運営委員会と4つの常任委員会、3つの特別委員会は現場に行って傍聴するか、数週間後にネット公開される議事録を読むしかありませんでした。ネット中継が実現すれば誰でも気軽に委員会を傍聴できるようになります。委員会は各議案などの実質的な審議の場であり、区議と区側のやり取りも自由討議に近いものです。中継により区政の課題が伝わりやすくなり、政治への関心も高まることが期待されます。

同様の請願は2019年にも出されていましたが、当時は自民党や公明党などの反対で実現しませんでした。4月の区議選で私を含めてネット中継に賛成の議員が数人増え、賛成派が過半数を超えました。これを受けて自民党や公明党も今回は賛成に回りました。給食費無償化が実現した流れと類似の事例と言えそうです。

ネット中継の実現に向けた議会内の議論は簡単にはまとまりそうにありません。中継があると「政治的パフォーマンスを意図した答弁を繰り返す委員が出てくるのではないか」といった懸念の声も議会内にはあります。今は各委員の持ち時間は設定されていませんが、今後議論となる可能性もあります。私はそういった心配は不要と思っていますので、できる限り今の自由な質疑を維持したままの中継が実現するように努力していきます。

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文京区で2学期から給食費が無償に 議会が主導して実現

◆2学期から区立小・中の給食費を無償に 区長が表明

統一地方選後、初めての定例議会が始まりました。初日である6月8日の本会議の所信表明演説で、成澤廣修区長は区立小中学校の給食費無償化について「9月からの開始に向け準備を進める」と表明しました。「国において無償化に向けた検討が動き出したことを踏まえ、現下の物価高騰による子育て世帯の家計への影響を鑑み」というのが理由です。

無償化は区独自の政策です。2学期から保護者は給食費を払う必要がなくなります。年齢によって単価に多少の違いはありますが、子供1人あたり年間およそ5万円の負担軽減になり、非常にインパクトが大きい政策です。区長の方針を評価したいと思います。

先述したように給食費無償化は子育て支援策として効果が大きいものです。足元では食材費の高騰で食材の種類にも制限がかかる中、食育の観点からも区が食材を含めて責任をもって給食を供給していくことは重要です。そもそも憲法には「義務教育は、これを無償とする」と書かれています(どこまでが教育の範囲かは議論がありますが)。

私、依田は個人の選挙公約では特段無償化について触れていませんでした。ただ都民ファーストの会は「チルドレンファースト」を掲げ、出産・子育て・教育にお金がかからない社会の構築を政策の柱にしています。従って給食費無償化にはもとから賛成の立場です。

◆条例案、要望書…議会からの要請で区長が動いた

この動きには前段があることを皆さんにはよく知っておいてください。6月定例議会には、議員提案で今年10月から給食費を無償化する条例案が提出済みでした。賛同する会派は人数が多い順に日本共産党、AGORA(立憲+無所属)、維新文京、文京子育て(たかはま議員)、都ファ(依田)、根っこの会(ほかり議員)で、議員の数は16人です。区議会の過半数である17(定数は34、議長は採決に加わらない)に迫る数字となっていました。

同じ条例案は選挙前の3月の本会議では賛成が14にとどまり否決されました。ただ選挙を経て無償化賛成の議員が増えたこともあり、時期尚早として条例案に反対した自民党や公明党ら4会派も態度を変えました。4会派は5月16日に「学校給食無償化に係る緊急要望書」を区長に提出しました。

条例案と要望書で二手に分かれてしまったものの、議会ではすべての会派が無償化賛成となりました。これを受けて区長は区として早期に無償化を実施するという方針を打ち出したと考えられます。

体制整備に時間がかかることを考慮して条例案では無償化は10月からとしています。区長案では9月からです。早期開始ができるならそれに越したことはありませんので、提出済みの条例案の取り扱いについては、今後提案者一同で協議したいと思います。

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文京区議会の近況(議長決め、給食費無償化条例案など)

こんにちは。26日午後に一日だけの区議会が開かれました。選挙後初の議会なので議長、副議長、委員会などを決めるためのものです。まず議長と副議長の選挙から。互選なので明示的な立候補表明はありません。ただ事前に出たいという声は聞いていて、最大会派の自民党以外からは希望者もいなかったということで全会一致でベテランの白石英行議員に決まりました。

副議長選挙は割れました。議長込み34人のうち公明党の田中香澄氏が17票、AGORA(立憲+無所属)の浅田保雄氏が11票、共産党の関川けさ子氏が6票を獲得し、田中氏が副議長に選任されました。

無記名投票なので本来は誰に入れたかわからないはずなのですが、ここまできれいに割れるとバレバレです。この結果には関係者一同少々驚いたようです。文京区議会で明確な区長派(与党会派?)とされているのは自民(10)公明(4)永久の会(3)の17人です。田中氏が獲得したのは同じく17票でした。共産党の6人は関川氏に、その他は浅川氏に投票したことになります。この選挙結果だけで構図が確定するということではないのですが、区長派になびく議員が全然いないというのは興味深く感じます。

その後、委員会の委員長、副委員長などの決定がありました。これは大会派を中心に事前に調整をしているので、それを確認するのみで速やかに決まりました。

さて、同日午前にはもう一つ重要な動きがありました。2月に否決された給食費無償化の議員提案条例案の6月定例会への再提出です。この条例案は今年10月から区立小中の給食を完全に無償化するもの。2月には賛成14反対18欠席1(議長は採決に加わらず)で否決されています。今回は提出会派が共産・AGORA・維新・都ファ(依田)・根っこ(ほかり)・子育て(たかはま)で合計すると16人です(実際には文教委員会の委員は提出者になれないので連名は12人)。議会の過半数は議長を除いた33人で計算するので17人です。あと1人足りませんが、可決・成立のため全力を尽くしたいと思います。

行政サービスについてはなんでも無償というわけにはいきませんが、「義務教育は無償」と憲法には書いてあります。昨今の食材費高騰の下でもなかなか給食費が上げられず給食の中身がどんどん貧相になっている現状もあります。ここは区がしっかり面倒を見ることが必要だと思います。学校施設などに回すべきとの声もありますが、両方やればいいと思っています。

給食費無償化は、4月の区議会議員選挙を経て賛同者が増えたとみていいと思います。2月議会での反対者が引退などで2人いなくなり、私や維新など賛成者が増えました。無償化は急ぐべきではないというのが区長や自公らの意見だったわけですが、彼らも万が一にも条例が可決されて面目丸つぶれになることを恐れて、手のひら返しに近い行動をとってきました。それが以下の要望書です。

「国が無償化すると言い出したが待っていられん。区独自でもやるべきだ」です。これまでは時期尚早と言ってきたのでわけがわかりませんが、とにかく自分たちも無償化賛成派であるというアピールです。

政治に詳しい人によると、こういう要望書は区側が何か大きな政策を打つ前に与党会派に出させて点数を稼がせてやるような使い方をすることもあるとのことです。私も先ほどの条例案を出すにあたり、与党会派の人からは「区長の所信表明を聞いてから動いた方がよかったのでは」などと言われました。つまり区長が自ら動くのかなと。とはいえ区が態度を変える保証はいまのところないわけですから、やはり条例案は出しておいてよかったのだと思います。

そんなわけで、ちょっとだけ文京区議会に新しい風が吹きつつある気がします。6月定例会に向けては、議会の委員会のインターネット中継を求める請願も出てくるはずです(現状は本会議の一部のみ)。同様の請願は4年前には採択されませんでした。こちらも私含めて賛同者が以前より増えていますので、採択に向けて努力したいと思います。

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選挙の収支報告 だいたい100万円ですが自己負担は…

選挙活動の収支報告を文京区選挙管理委員会に提出してきました。通常の政治活動でも収支報告は必要なのですが、選挙に使ったお金はその部分だけ抜き出して収支を報告しなければなりません。算入したりしなかったりという独自ルールがあるので難しいのですが、自分の収支をざっくり万円単位で説明します。

まず支出です。収支報告上の支出額は合計で94万円でした。ただしこのうち44万円は公費(税金)で費用が支払われました。具体的には206か所の公設掲示板に貼るポスターと4000枚配れるビラの作成費です。したがって差し引き50万円が収支報告上のかかった費用です。選挙中に2人から1万円ずつ寄付を頂いたので自己負担は48万円となりました。

支出の中で大きかったのは車に乗せる看板と音響機材のキット(20万円)です。看板は枠が樹脂パイプでできていて軽い代わりに規定サイズより2回りくらい小さいですが、解体して片づけられ、幕を替えれば再利用も可能です。スピーカーとアンプも使いまわせます。多くの人は看板付きの車ごとレンタルすると思うのですが、将来的な負担を考えてそうしませんでした。看板付きの車をレンタルして公費を入れてもらっても、通常20万円以上の自己負担がかかるようです。

次に大きかったのは選挙はがき作成費(8万円)。2000枚の郵送費は公費(収支報告には計上しないルール)ですが、意外と作成費がかかりました。

3番目に大きかったのが事務所の看板代。看板といってもターポリンと呼ばれる横断幕と垂れ幕を1枚ずつです。作成期間が短かったこともありこちらも8万円近くかかっています。

4番目が事務所の賃料で5万円。かなり古びているとはいえ茗荷谷駅付近に90㎡もある空き店舗をかりられたのは奇跡でした。選挙事務所は早く借りられる場合は2カ月近く前から借りて事務所開きをしたりします。普通に仲介業者を通して借りると仲介手数料や礼金などで100万円単位のお金がかかることも覚悟しなければいけません。ただ今回はオーナーさん(が運営する会社)から直接に10日間だけ借りたので非常に安くすみました。感謝です。

さて、選挙の収支報告では車関係の費用は収支報告にいれないというルールになっています。理由はわかりません。今回は普通の軽自動車をレンタルして自己負担にしてしまったので、当初述べた94万円と合わせると実際の支出は100万円程度。自己負担は55万円程度です。本来はレンタカー代は公費も使えるはずなのですが、油断して準備を怠ったため自己負担になってしまいました。このほかプロのドライバーさんに3日間だけ運転してもらって3万円強かかりましたが、こちらは全額公費でまかないました(車関係ということで収支報告には掲載せず)。

収支報告は選管が公表したりはしないのですが、情報公開請求をすれば見られるという扱いです。最初から出しておけばいいんじゃないかなと思ったりもするのですが、今のところこういう運用になっています。

最近では選挙事務所を構えず、選挙カーを使わない候補者もいらっしゃいます。そのあたりを徹底すれば自己負担はかなり少なくて済みます。はがきも送らなければ尚更ですね。

一方、私は選挙前の政治活動でチラシを約5万枚、名刺を7000枚作成しました。作成費と新聞折込代やポスティング代(かなりの部分は自力でポスティングしたのですが)などを合わせると50万円近くかかっていると思います。選挙前に車で街宣をしまくっている人や相当広範囲にポスティングしている人、宛名が無くても届けられる郵便サービスを使ってオートロックマンションにも大量にビラを入れている人など、選挙前の活動も人によってはかなり活発でした。一方で支持者をがっちりつかんであまり表立った活動はしない人もいました。

ただ選挙中は候補者同士がなるべく対応に勝負できるようにするというのが今の法律の考え方です。お金がなくてもそれなりの戦い方は可能なのかなと実際体験してみて思いました。

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区議会の会派が決まりました

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5月1日から文京区議会議員としての任期が始まりました。それに合わせて会派も決定しました。会派とは党派とは異なる概念で、議会内で活動するためのグループ分けです。自民、公明、共産、維新のように所属政党が同じ議員のみで会派を組む場合もありますし、かならずしもそうでない場合もあります。

私は「文京区議会都民ファーストの会」という1人会派になりました。自治体によっては1人では会派名が付けられず単に無所属扱いになってしまうところもあるそうですが、文京区議会は1人会派が認められています。ただし議会の進行を話し合う議会運営委員会に出られたり本会議場で代表質問できたりという「交渉会派」になれるのは3人以上の会派に限られるそうです。

会派の人数は多いほど議会内での影響力も増しますし、行政側へのにらみもききます。半面、同じ会派の議員は基本的には採決で同一の行動をとりますので(欠席するなどの裏ワザはあるでしょうが)、個人の自由な行動は制限される場合があります。私も中道の大会派ができるなら参加のメリットはあるなと思っていましたが、そうはならないようだったので当面は1人で活動します。党としても「都民ファースト」の名前はできる限り隠さず出してほしいという方針なので、それに合わせた面もあります。1人会派が議会内でどれだけ活躍できるのかはやってみないとわかりませんが、最大限努力します。議員控室は少なくとも1人会派4人は同部屋となるようです。

今回、1人会派が4つもできてしまいました。ただ1年前は自・公・共の他に3人会派が4つあり、うち3つに立憲民主党の議員が在籍していたことを考えると、比較的まとまったようにもみえなくもありません。立民の議員は4人(品田・浅田・沢田・山本)います。選挙直前は党の説得により4人が1つの会派を作りました(実質的な活動はなし)。選挙後に1人(山本)が永久(とわ)の会に戻りましたが、残り3人は無所属2人と共に5人会派を作って第3会派になりました。

ただ名前のどこにも「立憲民主」の言葉はありません。聞くところによると、民主党があった時代から民主の名前を出さずに活動するのが普通だったそうです。不思議な伝統ですね。

同じ党の議員が複数会派に分裂するのはままあることです。私が社会人2年目で名古屋に赴任した際は、取材先であった名古屋市議会は自民党会派が2つに分裂していました。大阪維新の会も、元はといえば松井一郎率いる府議会の若手改革派が自民党内で別の会派を組んだのが発祥と聞いています。

さて、今の文京区議会で明確な区長派なのは自民、公明、永久(とわ)です。合計17人で定数34人のちょうど半数です。自民から議長を出すと16人となります。他の会派はどれも濃淡はあれど是々非々の姿勢とみられます。この微妙なバランスが波乱を引き起こす可能性もなくはないなと個人的には思っています。

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(御礼)無事に当選できました

おかげさまで3825票という新人にしては多い票を頂いて全体で4位で文京区議会議員選挙に当選することができました。ご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。

ある程度勝算をもって始めた活動とはいえ、ここまでの得票は予想していませんでした。幸運が重なった面も大きいと思います。既存政党が入れ替わりを除いて全然新人を出さなかったり、一度はあきらめた事務所がいい場所に見つかったり、地元で無党派の票を数多く獲得してきたえびさわけいこ先生が直前に区長選に転出してご当地の浮動票が増えたり、届け出順のくじ引きで1番を引き当てたり、都知事が突然応援にきてくれたり等々。これを実力と思わず、精進いたします。もう「元日経新聞記者」の肩書を掲げて選挙に出ることはできません。これからは実績を積み重ねて、それを肩書にしていきたいと思います。

あとは上司が最高だったので、常にストレス少なく活動できました。ベテランの大物都議なのに取り巻きを持たない身軽なスタイルは今後も参考にしていきたいと思います。触れ合う区民の皆様からは年齢を問わず「若い(若くないけど)人に頑張ってほしいよね」という趣旨の言葉をかけていただき、その温かさに救われました。

翌24日に当選証書を無事に受け取りました。5月には議会事務局から新人議員向けの研修がみっちりあるとのことです。しかしその前に5月1日締め切りで会派を届け出なければなりません。

議会は所属政党ではなく会派で動きます。もちろん大政党であれば党と会派は一致していることが多いです(社会人2年目で転勤した名古屋では市議会に自民党会派が普通に2つあったけど)。地方議員ですと無所属も多いですし、私も政党所属とはいっても1人です。中道の立ち位置でできる限り多くの人と連携できたらなと思っています。この第一歩がうまくいくかどうかで、できる仕事の大きさも変わってくるかもしれません。

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選挙活動が終わりました

7日間の選挙活動が終わりました。始める前は短いと思っていましたが、やってみたら結構長かった。反省点も多々あります。他の候補者の動きを見て、見よう見まねでやった活動もありました。逆に他の人が全然やっていない方法で有権者の皆様と交流できたり、駅前にずっといたら何らかの形でつながりがある方々と初めて直接出会えたり。

数か月間政治活動をしてきましたが、選挙ムードと名前のタスキをかけての街頭活動はやっぱり反応が違いますね。有権者の皆さんも投票先を見極めようとしているので真剣に見て、聞いてくださいます。なんだかんだでうるさい音を立てていたこともありご迷惑をおかけしましたが、どうもありがとうございました。

明日の投票日には是非「依田翼」とお書きください。ああ字が難しい。今になって苗字か名前かどちらかはひらがな表記にしておけばよかったと悔やんでいます。まあ投票用紙への表記はひらがなでも有効になりますので大丈夫と自分に言い聞かせているところです。

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選挙中のチラシ配り

前回、2019年の統一地方選挙から、選挙中に個人の政策を書いたチラシを配布できることになりました。ただ当然ながら様々な制限があってなかなか悩ましいこともあります。

配布できる枚数は区議選の場合は4000枚です。立候補の届け出の時に4000枚のシール状の証紙をもらうので、それを貼り付けなければ配布はできません。これは多少面倒ですが、重労働ではないので問題ありません。

配布の場所は街頭演説の場所や選挙事務所、個人演説会場だけと決まっています。街頭演説は8時から20時までという決まりがあるので、チラシの配布も朝8時からしかできません。駅前の通勤客は7時台も大量にやってくるのに、その方々に配れないのは残念です。他の陣営ではフライングで配っているところを見かけましたが、本当は違反です。

チラシはポスティングができません。7日間で4000枚を手配りするのはちょっと難しい。しかし例外的に新聞折込はできるという規定があります。実は選挙中はサイズ制限はありますが新聞広告も出せます。新聞業界の政治力が見え隠れする規定ですね。大量にさばくにはこれしかないので、私はチラシの8割以上を折り込みに回しました。

元日経新聞記者ですので、当然日経新聞に折り込みました。日経だけで区内は1万2000部くらいの朝刊配布数があるそうです。すべての日経読者の手に届くわけではないのが残念ですが、折り込まれていた方は是非お手に取ってご覧になってください。

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選挙公報はこちらです

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そろそろお手元に選挙公報が届くころと思います。念のためこちらにも掲載させていただきます。どうぞよろしくお願いします。

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選挙カーの使い方

文京区議会選挙が始まりました。早速各候補者が選挙カーを繰り出して大音量を流しながら走り回っています。国政選挙ですとそんなに選挙カーに出会う機会もないのですが、区議選だと密度が凄いですね。

選挙カーには賛否があると思います。「うるさい」「名前の連呼ばかり」という批判はもっともです。ただ短いフレーズ連呼なのは、走りながらの演説が法律で禁止されているため。仕方のない面もあります。

選挙カーには、候補者名を浸透させるのに効果があるという研究もあります。私は最初は車無しでいいかなと思っていたのですが、やはり選挙に参加しているというアピールのためには必要と言われ、出すことにしました。

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通常は看板が載った車をセットで借りるのですが、私の場合は車の上に樹脂枠でできた買い切りのキットの看板とスピーカーを載せています。強度の問題から看板は規定のサイズよりかなり小さいです。照明もついていません。車は狭い道でも入り込めるように軽自動車を借りたので、全体的に非常にコンパクトになりました。

「うるさい」という点には配慮いたします。一日中動かすことはしません。特に昼から3時頃までのお昼寝時間帯は止めています。区内には100か所以上の保育園があるわけですから、保育園を避けてルート設定はまず無理です。

最近は「選挙カーを使いません」と宣言して、支持を得ている議員さんもいらっしゃいます。素晴らしいと思います。ただそれは、選挙カーを使わないことがちゃんと多くの人に伝えられる知名度がある人だけが取れる戦略なのかなと思っています。こちらは何事も手探り状態。マンパワーは乏しいですが、使える手段は一通り使って選挙戦に臨みます。どうぞよろしくお願いします。